どぶどぶエンジニア備忘録

アプリケーションエンジニア3年生です!働いて得た知見や読んでためになった本の紹介をします。

新卒エンジニアにお勧めしたい本 5選

今回はエンジニアになりたての方に向けて本を紹介していきたいと思います。

情報系の大学やオンライン学習コースで勉強してきたけど会社での開発を知らない、ギャップが気になる、という方を対象とした記事になります。

自分の仕事場での経験や観察上、組織論やコミュニケーション関係の課題のほうが比重としては大きく、かつ学生時代はなかなか意識できない部分が大きいかなと思いました。なので、以下の5冊を紹介したいと思います。

ストレングスファインダー

まず紹介したいのはこちらの『さあ、才能に目覚めよう』という本です。これは”本”というよりは”自己診断ツール”になります。同封されているシリアルコードを使うことでWebサイトで自分の強みを診断することができます。

 

思考力・人間関係力・影響力・実行力の4つのカテゴリから成る34の資質のうち、強みの資質上位5つを知ることができます。

新卒エンジニアにオススメしたい点

仕事をしていくうえで自分が何に優れていて、何に取り組むのが苦手なのかを知っておくだけで働きやすくなります。

自分の場合は学習欲が最下位で、必要性のないものを学ぶことが苦手だそうです・・・。必要に応じて、トップダウンに学んでいこうと決意しました。

Team for geek

Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか

Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか

 

2冊目は『Team for geek』です。

内容としては、チームが円滑に仕事を進める上で必要な考え方や、習慣づけるべきことについて書かれています。具体的には、”メンバーは互いにHRT謙虚・尊敬・信頼の気持ちで接しましょう”といったものが書かれています。

 

新卒エンジニアにオススメしたい点

誰か一人が知っていればいい内容というよりは、メンバー各々が意識しなければ成り立ちにくいということもあるので2冊目にこの本を挙げたいと思います。

ロジカル・シンキング

ロジカル・シンキング Best solution

ロジカル・シンキング Best solution

 

3冊目に紹介したいのはこちらの『ロジカル・シンキング』という本です。

物事を正確に相手に伝えたり、抜け漏れなく考えるために必要な観点とそのテクニックについてまとめられた本です。

新卒エンジニアにオススメしたい点

チームとして働く以上、仕事の説明を聞いて行動に移すために”考える”・疑問や成果を”伝える”といったことは必須になります。

書かれていることは然も当たり前のように思いますが、相手のレイヤや専門が違うだけでコミュニケーションがグッと難しくなります。相手の立場になってコミュニケーションを行うことの重要さについて説いているこの本を特にオススメしたいです。

エンジニアリング組織論への招待

4冊目に紹介したいのは『エンジニアリング組織論への招待』です。開発現場を取り巻く不確実性についてと、それをどう軽減していくかがテーマの本です。

端的に言うと、チームが健全に開発を進めていくうえで障害となりうるものが何か、どう対処していかなくてはならないかについて書かれた本になります。

新卒エンジニアにオススメしたい点

読んだ雑感としては、テーマが”不確実性”と抽象的なこともあってか、開発における問題を多角的に捉えている本だなと感じました。また、他の組織論の本などをかなり引用している印象を受け、この一冊で完結しているように思います。

最初に挙げた3冊の学びなおしや補完という意味合いも込めて4冊目に挙げたいと思います。

ユーザーストーリーマッピング

ユーザーストーリーマッピング

ユーザーストーリーマッピング

  • 作者:Jeff Patton
  • 発売日: 2015/07/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

5冊目は『ユーザーストーリーマッピング』です。この本はアジャイル開発現場で起こりやすい問題、そしてその解決のための糸口について書かれています。

読者の主な対象はアジャイル開発を行っているPM/PO(プロダクトマネージャ/プロダクトオーナー)ではありますが、メンバーレベルでも課題となりうる事柄についてまとめられているという点と、1個上の立場のビューポイントを先んじて学んでおくと良いという点からオススメしたいです。

本の内容としては、アジャイル開発のサイクルを回していくうえで直面しやすい問題についてと、目的を見失わないためのフレームワークであるユーザーストーリーマッピングの実践方法について書かれています。

新卒エンジニアにオススメしたい点

この本で挙げられているような問題に陥っていることにそもそも気づかず、事態が悪化してから気づくことは多々あります。なので、まずは現象として知っておくメリットは大きいかなと思い挙げました。

 

まとめ

今回は新卒エンジニアに向けて組織論やコミュニケーションに関わる5冊ほど本を紹介しました。

- ストレングスファインダー

- Team for geek

- ロジカル・シンキング

- エンジニアリング組織論への招待

- ユーザーストーリーマッピング

 

次回は、Javaエンジニアや分散システムエンジニアに向けた本紹介をしたいと思います!